「欅ケ丘」はハイツの未開発地域で、皐ケ丘と桂ケ丘に挟まれた地区です。
桜ケ丘ハイツ内にある欅ケ丘の開発は、どうなっていくのでしょうか!?
現在の欅ケ丘は、帝京グランド、2つの太陽光発電施設、2つの資材置き場などの開発工事、そして住宅造成として第1期の約60軒に続いて、第二期の工事が行なわれています。また環境省から重要湿地に指定されている湧水湿地群があります。(別図参照)
しかしこの現状は、将来像を「輝く人とまち 人 つながる可児」、実現化する姿を「住みごこち一番・可児~若い世代が住みたいと感じる魅力あるまちの創造~」として2028年度を目標年度とする第二次可児市都市計画マスタープラン(基本的事項、全体構想、地域別構想)(以下都市マス<注>)から大きく乖離・変貌してきていると言わざるを得ません。
このような認識から、昨年の「市長を語る会」に向けて、私たちは文書で欅ケ丘の開発をめぐって質問を出し、文書で回答が10月末に市からありました。以下に要旨を掲載します。
質問: 2028年度を目標年度にしている第二次可児市都市マスとの関係で、桜ケ丘ハイツにある未開発地区である欅ケ丘における開発計画の現状とその対応や今後の将来展望をお聞かせください
回答: 欅ケ丘地区は、皆様の団地と同様に「住居系」としております。また、上位である県の「可児都市計画区域マスタープラン」につきましても、「住居系」と位置付けられ、整合をとっています。土地所有者の方からは、用途変更についてのご相談を受けていますが、マスタープランの変更を伴うため、具体的な計画がない状況では、容易に提案を受け入れることはできません。しかし、このまま民間の住宅開発を待つのか、用途を変更し、住宅以外で土地利用を図るのか、市の方針を示す必要があると考えます。今後は、自治連合会やまちづくり協議会の皆様のご意見をお聞きし、次期マスタープランに反映したいと考えています。
※ 市の回答にあるように、「市の方針を示す」時期にきていると思います。市は欅ケ丘内の道路用地の土地所有者でもあります。桜ケ丘ハイツ全体の持続可能なまちづくりの一環として欅ケ丘の位置づけを明確にした上で、約70haの欅ケ丘全体を「鳥瞰図と虫瞰図」で描き、土地所有者・事業者と行政、住民と協働で「まちづくり」のビジョン・計画を作り、それをベースに協議しながら進めてほしいと私たちは考えます。自分たちが暮らしている地域に“愛着”と誇りを持てるまちを創りましょう。
<注>市町村マスタープラン:正式には「市町村の都市計画に関する基本的な方針」といい、住民に最も近い立場にある市町村が、その創意工夫のもとに住民の意見を反映し、まちづくりの具体性のある将来ビジョンを確立し、地区別のあるべき「まち」の姿を定めるものです(国土交通省都市局都市計画課)。可児市では2016年12月に今後10年を見越した「第2次可児市都市計画マスタープラン」を作成・公表しました。
【欅ケ丘開発の現状2005】 ←クリックしてご覧ください。